著者プロフィール 日本の文芸評論家・フランス文学者、東京大学教養学部教授。 1970年に『芸術の理路 法楽帳1968』で毎日出版文化賞受賞。1977年、『義堂周信・絶海中津』で毎日芸術賞受賞。 多くの著書・編著があり、主な著作は、思潮社より『寺田透・評論』（第一・二期、計全15巻）に収録されたが、以降も多くの著作を出している。 絵画に対する深い愛情のなかから、あくまで堅固で稠密な思想と炯眼とをもって、われわれを絵の世界の深泉へと導く。鳥海青児から坂本繁二郎、井上長三郎、林武、鳥海青児をめぐり、マチス、ルオーさらに白隠、雪舟、大雅へと続き、小林秀雄や高村光太郎、バルザックらの芸術論について語る３２篇を収録（弘文堂） 弘文堂・昭和３４年６月初版発行の寺田透 「絵画とその周辺」函付きです。函にヤケと小スレが少しありますが、本体はヤケも少なく、書込みやぞ応書院などもありません。小口５ページほどに小さな茶色シミがあります。見返し挿画は鳥海青児、装幀・題字は佐沼兵助です。 ６６年前の古書であることをご理解の上、入札のご検討をお願いいたします。 ※寺田透の以下の作品も出品しています。