何回も修理されてるバイオリンとなります。ネック下がり修理されてます。 演奏はできますが、音色は正直あまり良くないです。　巨匠のバイオリンなのでコレクションとして置いてくださる方にオススメします。 ミハーイ・レメーニ（1867年生 - 1939年没）はオーストリア-ハンガリー帝国時代のペスト（現在のブダペスト）に生まれました。14歳からヴァイオリン製作を志し、1881年にエデ・バルテク（Bartek Ede）に弟子入りして修業を始めました。その後タンツァー・ジュルジ（Tanczer Gyrgy）など複数の名工のもとで腕を磨き、1885年には製作職人の資格を取得しています。アレクサンダー・フェレンツィ（Ferenczy Sndor）の工房で経験を積んだ後、1890年に独立して故郷ブダペストに小さな弦楽器工房を開きました。当時レメーニは若くして「マスター」の称号を得た優秀な製作家で、その工房は20世紀初頭にはブダペストの音楽界で重要な存在となりました。 レメーニは国際展示会やコンクールに積極的に参加し、多数のメダルを獲得しています。 1895年のパリ国際展示会で銀メダル、1896年のハンガリー千年博覧会で賞牌と賞状、1900年のパリ万国博覧会で銀メダルを受賞するなど、国内外で多数の栄誉に輝いています。こうした国際舞台での成功により、レメーニの工房は王室や音楽院御用達の楽器メーカーともなり、オーストリア-ハンガリー帝国の宮廷やフランツ・リスト音楽院に楽器を納入しました。 レメーニのヴァイオリンは、クラシック・イタリアンの名器を手本にしたモデルが多いことで知られます。本人は高度な職人技術を持ち、細部まで正確で丁寧な造りのプロフェッショナル品質の楽器を製作しました。モデルはストラディバリウス風の優美で均整のとれたフォルムや、グァルネリ風の力強いアーチなど、複数のスタイルを採用した例がありますが、いずれも演奏家向けの本格的な設計です。 ミハーイ・レメーニの名は、ハンガリー国内のみならず国際的にも高く評価されています。皇帝や名だたる音楽家たちからの信頼を得ました（リストやコダーイとも親交があり、音楽教育用の楽器も委嘱製作しています）。現在でもレメーニのオリジナル楽器はコレクターや演奏家に人気があり、中古市場では数百万で取引されています。　国内では165万で販売されています。