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(JP¥10,900)
枡形の菓子器、竹箸付きです。共布に包まれ桐の共箱入り。共箱の蓋には「輪島塗 枡菓子器」の箱書き、蓋裏には「枡々繁盛 還暦祝」。下には黒塗り。 色味は臙脂色(えんじいろ)です。朱漆を重ねて塗ることで朱色が透け、臙脂色のように見える「溜塗」の技法が使われているようです。 菓子器の側面には、篆書と思われるような字体で「嶋塗」、他の側面には、「??」、何かの印章でしょうか、判読不可です。その左下に通常字体で「極改」の印章、印郭は銀行の地図記号。いずれの印章も金色です。印章の説明を下に。 【「嶋塗」】 輪っかの中に「嶋」が書かれ「輪嶋」でしょうか、「輪嶋塗」と読めます。「嶋」は「島」の旧字、旧字とすることで品格や歴史性、美術性の印象が高まるのでは。 【「??」】 篆書体2文字なのか、3、4文字の組合せなのか、全く想像がつきません。ネットには、同種菓子器と輪島塗の「山崖松花堂(やまぎししょうかどう)」との関連が見られます。「山崖松花堂」は江戸時代からの老舗の「塗師屋(ぬしや)」ですが、「??」が「山崖」の印章かは? なお、「山崖松花堂」現当主は17代目、出品の菓子器は先代の塗師作かも。 【「極改」】 共箱の「極書き」に相当する印章では。「極改」は、真贋を鑑定し改めて真作の判断を下したことを証明する印章ではないでしょうか。 菓子器の底には、「口廣 四寸九分」、「底深 二寸七分」が、3.03㌢/寸(=10分)で換算すると、口廣=14.85、底深=8.18、容量計算結果1803㎖、今も耳にする一升瓶(枡)の容量は1.8ℓ、当然ですが一致します。 なお、「口廣」、「底深」の寸法は下の実寸とは合いません。計量を兼ねて製作された枡形菓子器ではないことが理由では。 大きさ(㌢)重さはおよそ次の通りです。 【菓子器】 外寸縦横17.8、高さ9.1/ 内寸縦横16.0、深さ8.4/ 重さ440㌘/ 【共箱】 縦横20.3、高さ12.5/ 重さ337㌘/ 共箱には汚れや変色が見られ、相応の経年が伺えますが、菓子器には汚れや損傷はほぼなく、良好な状態の美品です。箸は包装されテープが貼られたままですが、先の少しの破れから箸先がのぞき竹製であることが確認できます。 枡形菓子器は外観状態から未使用だと思われる、溜塗りの美品です。菓子器としてお使いいただければ幸いです。秋の御萩に、春の牡丹餅に。
2 days ago
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