将棋駒、盛上駒。 作者∶桂山（水戸常丸）作 　　　1922年生まれ（故人） 書体∶錦旗書 木材∶薩摩つげ 状態∶新品未使用 天童市（神尾将棋駒店）で新品購入し、未使用のまま保管していました。 桂山（水戸常丸）は、『彫の桂山』で知られる天童の名工中の名工です。昭和の将棋駒生産全盛期でも、機械彫りや内職を使わず、手彫りを最期まで貫かれています。筆で書いたような鋭さや切れ、力強さが特徴です。 盛上駒は特別な依頼や良い材料が入ったときのみの仕事だったとのことです。 飾ることもなく暗所で保管していました。駒を包んでいるビニールも一度も外していません。 薩摩つげですので、使っていくうちに内部の油などにより綺麗な飴色に変わっていくと思います。 桂山銘の入った桐箱や駒箱も揃っています。 昭和の名工の一品を盤に並べられては如何でしょうか。 とても良い品物だと思いますので、大切に使ってくださる方にお渡しできることを願っています。