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❣️ 阪神優勝記念特別セール中❣️ まえがき 「均衡」概念は近代経済学にとって対象の分析を進めるうえで認識論的障害となっている。われわれがこの概念(あるいはより正しくはこの範疇)を拒否し、その機念作用の呪縛から自己を意識的に離脱させる努力をしないかぎり、経済学が現在の理論的混迷をつきぬけることはできないであろう。本書の論述は以上の主張につきている。もちろんこれは証明できることがらではない。わたしがここになしえたことは,「均衡」のような重要範疇につき無反省的な態度を取ることが、経済学にとっていかに重大な誤謬と視野のゆがみとをひきおこすか。理論的分析の諸相にわたって示唆することであった。本書の鍵である「認識論的障害」の概念はもともとバシュラールのものである。かれは人々の思考を前科学の状態にとめおく心性一般にこの語を用いたが、科学の成立後においても援用可能であろう。いかなる概念系も、われわれの思考に一定の視野を与えることの反面として、対象の分析に特定の死角を作りだす。認識論的障害とは,この隠された部分が科学の発展を阻害するにいたったときの、当該の視野=暗視野を作りだす概念ないし概念系をいう。本書は,各三節ずつからなる三つの章とそれに先立つ序説からなっている。序説は本書の問題意識を開示したものであるが、このような議論になれない人は読みとばされてもかまわない。第1章は「均衡」が認識論的障害であるゆえんを例証してある。第1節は、序説とあわせて本書の見取図をあたえる導入部であり,価格均衡を中心とする均質機念の基本点を解説した。第2節では,ワルラスの一般均論の典型的か2極限的な展開であるアロー=ドブルー横型について詳細な解釈を試みる。2.0項をのぞいて内在的な理解を目指しているので。一般均衝論に期待する人にとっても有益なはずである。推移均衡の簡単な例の検討から分離される「均衡」と「定常状態」とは、今まで混同されてきた二概念である。 【中略】 序説 学の精神分析にむけて 0.1「均衡」一経済学の中心観念 いわゆる近代経済学は1870年代の限界革命にはじまっている。この経済学はさまざまの段階と学派とをふくみ、もっとも異質な諸理論の集合名詞にすぎないが、共通するひとつの観念がある。それが「均衡」である。【中略】
1 month ago