中判デジタルバック Phase One P30+ Vマウントです。 シャッター回数は約7,500回。全体的に良好な状態です。 CCD特有の質感トーンを求める方、Kodakセンサーの描写を体験したい方におすすめの現在では入手が難しい1台です。 ■特徴 Kodak製CCDセンサー（KAF-31600CE） 採用のモデル。 今では希少なCCDならではの色再現と階調の豊かさが特徴で、自然光のトーンや質感描写に独特の深みがあります。 特にハイライトの粘りや暗部の滑らかさは最近のCMOS機とは異なる印象です。 センサーサイズは約3,100万画素（44×33mm）。 RAW現像では16bit処理空間に展開でき階調の豊かなデータを活かしたレタッチやトーン調整が可能です。 35mmフルサイズ機では得にくい立体感とレタッチに対する破綻のしづらさ、懐の深さを感じられる1台です。 ■状態 ハウジング上部に縦構図撮影時、ストラップ金具との接触による擦り傷があります。動作・バックの固定には影響ありません。 ※写真参照 その他はきれいな状態です。 液晶面は保護フィルター使用のためスレなし。 センサーにも傷・スレは見られません。 ※写真参照 ■注意点 ①電源入切はボタン長押しで行いますが、切替に時間がかかり実用的ではありません。普段バッテリーの着脱で対応していました。 ②露光不足カットをレタッチで大きく持ち上げると、まれにホットピクセル（1px程度の輝点）が列状に現れる場合があります。 経験的に三脚使用時や適正露光下では発生しづらいのですがあらかじめご注意ください。 ※添付した中では風呂桶のカットにやや症状が見られます なおGitHub上の「IIQRemap」を使えばセンサーのリマップ補正を行うことで対策可能です。PC環境が必要になりますが必要なケーブルは付属します。 参考：Alexey-Danilchenko/PhaseOne-IIQ-Tools https://github.com/Alexey-Danilchenko/PhaseOne-IIQ-Tools ■付属品 純正ケース バッテリー ×2（やや使用感あり） センサークリーニング液（A液/B液ともに残量は約半分程度） 接続ケーブル一式 スクリーンマスク 特筆すべき欠品はないと思われますが写真に写っているものがすべてです。