明治期以降と推測される木彫り大黒天像。 袋を背負い、小槌を持つ伝統的な姿ながら、造形はどこかデフォルメされた愛嬌ある表現が特徴的です。 ふくよかな体躯や素朴な彫り口は、民間信仰の中で親しまれた大黒天像らしい味わいを感じさせます。 時代を経た木肌には落ち着いた古色が重なり、手仕事ならではの温かみがにじみ出ています。飾る場所に福徳を呼び込みつつ、素朴な祈りの形を伝える木彫像。民芸的な美しさも楽しめる骨董です。 古いものです。状態は写真にてご確認ください。 高さ約12cmほど