1988年の「東京初体験88」（株式会社ぴあ）と1996年の「散歩の達人」（弘済出版社）。 内容的には「初体験」と言うだけあって東京のありとあらゆる情報を、これでもかと言わんばかりに掲載しておりもうコワイ位だ。初心者向けと言うよりは逆に彼らを混乱させる程の勢いと推察されます。当然これを全て網羅しようなんてのは土台不可能な話で、結局はこれらを読んで行った気になるのが正解なのかもしれませんね。余りの情報の過多は、正に人間の思考を麻痺させる現象を実証しています！ 後者は高度経済成長期の東京を歩く（当誌の主旨は“大人のための首都圏散策“らしい），つまりぴあとはひと味異なるシブいとでも言うのでしょうか，“昭和レトロの企画”ですね。相変わらずですがぴあ同様に情報量は素晴らしいのですが、此方はただそれの羅列ではなく通と言うかマニアの特性をグッと掴む内容に仕上がってますね、毎号。 約3～40年前の視点で見た東京を是非！